5月まではどれだけ強かった?(2組とも年間レースの首位)
Padel Magazineによると、5月のブエノスアイレス大会の時点で、2組はどちらも年間レース(その年の成績だけで競う順位)の首位にいました。ガラン選手とフェデ・チンゴット選手の組は、決勝でコエロ/タピア組に6-2、6-1で勝ち、8大会で5回目の優勝を飾りました。コエロ/タピア組に3連勝した試合でもありました(Padel Magazine)。
ゴンザレス選手とパウラ・ホセマリア選手の組は、マイアミ、ニュージザ、ブリュッセル、アスンシオン、ブエノスアイレスと5大会続けて優勝し、22連勝していました(Padel Magazine)。
どの試合が分かれ目になった?(マッチポイントを何度も逃す)
流れが変わったのは、その次のローマMajorだとPadel Magazineは書いています。男子決勝でコエロ/タピア組がガラン組に勝ち、そこからローマ、バレンシア、バリャドリード、ボルドー、マラガと優勝を続けました。女子の準決勝では、ゴンザレス組がサンチェス/ウステロ組を相手に4回のマッチポイントを逃し、4時間12分の末に敗れました。Premier Padel史上最も長い試合だったと伝えています(Padel Magazine)。
| 大会 | 試合 | 勝った組 | スコア(勝った組から見たもの) | 逃した場面 |
|---|---|---|---|---|
| ローマMajor | 女子準決勝 | サンチェス/ウステロ | 4-6、7-6、7-6 | ゴンザレス組がマッチポイント4回 |
| バレンシアP1 | 男子決勝 | コエロ/タピア | 6-7、6-1、7-6 | ガラン組が第3セット5-2、タイブレーク5-1でリード |
| マラガ | 女子決勝 | トリアイ/ブレア | 7-5、3-6、7-6 | ゴンザレス組が第3セット6-5で優勝をかけたサービス |
| パリMajor | 女子準々決勝 | オルテガ/アラウジョ | 2-6、7-6、7-6 | ゴンザレス組がマッチポイント5回 |
| パリMajor | 男子決勝 | コエロ/タピア | 6-3、4-6、7-6 | ガラン組が第3セット5-3で優勝をかけたサービス |
| クウェートMajor | 女子準決勝 | サンチェス/ウステロ | 4-6、7-6、7-6 | ゴンザレス組が第2セット5-4でサービス、タイブレーク3-0でリード |
表はPadel Magazineの記事にある試合とスコアを、勝った組から見た形に並べ直したものです。パリMajorは全仏オープンの会場ローラン・ギャロスで行われ、男子の優勝で2,000ポイントがコエロ/タピア組に入りました(Padel Magazine)。クウェートMajorの準決勝が3時間44分の大熱戦だったことは、10月31日の記事でも伝えています。
それでも成績はどれくらいすごい?
負けた試合が目立っても、2組の成績は高い水準です。Padel Magazineの集計では、ガラン/チンゴット組は70勝13敗で7回優勝し、決勝でコエロ/タピア組に6回敗れました。ゴンザレス/ホセマリア組は54勝14敗で6回優勝し、5大会連続優勝はこのシーズンの女子で最も長い記録です(Padel Magazine)。
| 組 | 勝敗 | 優勝 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| ガラン/チンゴット | 70勝13敗 | 7回(ヒホン、マイアミ、ニュージザ、アスンシオン、ブエノスアイレス、プレトリア、マドリード) | 決勝でコエロ/タピア組に6敗(ローマ、バレンシア、バリャドリード、ボルドー、ロンドン、パリ) |
| ゴンザレス/ホセマリア | 54勝14敗 | 6回 | 5大会連続優勝。最後の優勝は6月のバリャドリード |
2人は今どう話している?
Padel Magazineによると、ゴンザレス選手はクウェートで敗れたあと、「これが本当に報われるのか、何度も考える日がある」という言葉をSNSに投稿しました。そのうえで、練習を続けて成長したいという気持ちも書いています。ガラン選手はパリのあと、ロッテルダムとデュッセルドルフでフランコ・ストゥパチュク選手とジョン・サンス選手の組に敗れましたが、「チンガラン(ガランとチンゴットの組の愛称)はまだ長く続く」と話しています(Padel Magazine)。
Padel Magazineは、こうした言葉から気持ちの疲れは読み取れるものの、2人が精神的に崩れていると言い切ることはできないとしています。けが、作戦の選び方、相手の好プレーでも1点の流れは変わるからです(Padel Magazine)。
次はどこで見られる?
ガラン選手はけがでクウェートMajorとパデルW杯を欠場しています(10月31日の記事)。女子の年間1位は、Padel Magazineによると数字の上ではまだ決まっていません。シーズン最後の大会は、12月にバルセロナで開かれるPremier Padel Finalsです(11月1日の記事)。
「勝ちきる」ことがどれだけ難しいかは、このスコアの並びを見るとよく分かります。次の大会で2組がリードした場面を守りきれるかに注目しながら、試合を見てみてください。通算のタイトル数はパデル通算タイトル数ランキングの記事にまとめています。




