CUPRA FIPツアーとは?(プロをめざす選手の国際ツアー)
CUPRA FIPツアーは2019年に始まったFIPの国際ツアーです。トップ選手が戦うPremier Padelとは別の大会群で、FIPの世界ランキングのポイントを取れる大会として、各国の選手が出場しています。FIPのレポートによると、もともとはStar、Rise、Promotionの3つの格付けで始まり、のちにGoldとPlatinumが加わりました。2024年からは、StarがFIP Silverに、PromotionとRiseがFIP Bronzeに変わっています(FIP World Padel Report 2026)。
いまの格付けは上からPlatinum、Gold、Silver、Bronzeの4つです。たとえば10月のトリノのFIP Goldでは、優勝ペアに150ポイントが入りました(トリノの記事)。今週末、日本の佐藤千文選手が出場したタイ・パンガン島の大会はFIP Bronzeでした(タイの大会の記事)。
大会の数はどれくらい増えた?(2026年は431部門)
FIPのレポートでは、男子の部と女子の部を別々に数えています。年ごとの数は次のとおりです(FIP World Padel Report 2026)。
| 年 | 部門の数(男子・女子の合計) | 内訳 |
|---|---|---|
| 2019年 | 6 | 男子5、女子1 |
| 2020年 | 24 | 男子20、女子4 |
| 2021年 | 73 | 男子45、女子28 |
| 2022年 | 98 | 男子62、女子36 |
| 2023年 | 108 | 男子71、女子37 |
| 2024年 | 190 | 男子106、女子84 |
| 2025年 | 307 | 男子161、女子146 |
| 2026年(予定) | 431 | 男子223、女子208 |
2026年の数は、レポートの作成時点で決まっていた大会です。2023年の108部門から、3年で4倍になりました。
男女の部が両方ある大会を1つと数えると、レポートの表では2025年が165大会、2026年が233大会です。ただし、同じレポートの2026年の内訳(男女両方の部がある大会207、男子だけ16、女子だけ1)を足すと224になり、233とは一致しません。この記事では、数え方がはっきりしている部門の数を中心に紹介します(FIP World Padel Report 2026)。
どこで開かれている?(2026年は59か国)
2026年のCUPRA FIPツアーは59か国で開かれます。2025年の46か国から28%の増加です。2026年の431部門を地域別に見ると、ヨーロッパが267と最も多く、アジアが77、アメリカ大陸が49、アフリカが34、オセアニアが4です(FIP World Padel Report 2026)。
2019年から2025年までに行われた805部門は、61か国の252か所で開かれました。開催が多い国は、スペイン(19.2%)、イタリア(15%)、メキシコ(5.1%)、オランダ(4.8%)、チリ(4.6%)の順です。2019年から2026年の予定までを都市別に見ると、ドバイが24部門で最も多く、ドーハとロンドンが22部門で続きます(FIP World Padel Report 2026)。
| 都市(2019〜2026年) | 国 | 部門の数 |
|---|---|---|
| ドバイ | アラブ首長国連邦 | 24 |
| ドーハ | カタール | 22 |
| ロンドン | イギリス | 22 |
| カイロ | エジプト | 18 |
| ヨーテボリ | スウェーデン | 18 |
日本では、2026年6月に大阪でFIP Bronzeが開かれています(FIP大会ページ)。
出場する選手は何人?(2025年は104か国の5,141人)
2025年にCUPRA FIPツアーに登録して出場した選手は、104か国の5,141人でした。2024年の3,539人から45%増えています。男女の割合は、男子が71.1%、女子が28.9%です(FIP World Padel Report 2026)。
| 地域(2025年) | 選手の数 | 割合 | 国の数 |
|---|---|---|---|
| ヨーロッパ | 3,311人 | 64.4% | 44か国 |
| アメリカ大陸 | 850人 | 16.5% | 18か国 |
| アジア | 696人 | 13.6% | 25か国 |
| アフリカ | 213人 | 4.2% | 15か国 |
| オセアニア | 71人 | 1.3% | 2か国 |
| 合計 | 5,141人 | 100% | 104か国 |
レポートの国別の表によると、2025年に出場した日本の選手は77人(男子49人、女子28人)で、全体の1.5%でした(FIP World Padel Report 2026)。
日本のファンにとっての意味は?(世界ランキングへの入り口)
大会が増えると、ヨーロッパまで行かなくても、アジアの近い国でFIPランキングのポイントを取れる機会が増えます。Padel Magazineも、スペインやイタリアへ毎回遠征しなくても国際大会に出られるようになっていると書いています(Padel Magazine)。今週のタイの大会にも、日本から4人の選手が出場しました(タイの大会の記事)。
CUPRA FIPツアーの大会の予定はFIP公式カレンダーで、各大会の組み合わせと結果は大会ページで確認できます。アジアで開かれる大会に日本の選手が出るときは、PADEL SPOTでも結果をお伝えしていきます。




