フランスの大会はどれくらい増えた?(7年で120倍以上)

Padel Magazineが紹介したFFTの数字によると、フランスのパデルの大会は2018年に274でした。それが2025年には33,310になり、7年で120倍以上に増えています。2026年のシーズンについては、FFTは約4万7,000件の公認があるとしています。1件の公認で最大3つの大会を開ける仕組みです(Padel Magazine)。

項目 数字(FFTの数字、Padel Magazineが紹介)
2018年の大会の数274
2025年の大会の数33,310
2026年の公認の数約4万7,000件(1件で最大3大会)
2026年に大会に出た人17万3,000人(男性15万1,000人、女性2万2,000人)

FFTによると、2026年のシーズンに少なくとも1回大会に出た人は17万3,000人で、男性が15万1,000人、女性が2万2,000人です。Padel Magazineは、この数字はフランスのパデルの成功を示す一方で、大会の数が地域ごとの出たい人の数に合っているのかという問いも生んでいると書いています(Padel Magazine)。

大会が増えて何が起きている?(参加者が分かれる)

Padel Magazineは、大会が増えても、1つの大会に出られる人が同じように増えるわけではないと指摘しています。地域によっては、似た大会が同じ日に、数キロしか離れていない場所で開かれることがあります。そうなると申し込みがいくつものクラブに分かれ、思ったほどペアが集まらない大会も出てくるといいます(Padel Magazine)。

記事は、問題は選手が足りないことではなく、増え続ける大会の間に選手が分かれてしまうことだとまとめています。

出る人にとって何が変わった?(4つの点)

Padel Magazineは、出る人の目線で次の4つの点を挙げています。どれも記事の書き手の分析で、すべての大会に当てはまるわけではないと記事の中でも断っています(Padel Magazine)。

点 Padel Magazineの指摘
1. 試合の数以前は1大会で4〜6試合できることも多かったが、2〜3試合で終わる大会もある
2. 試合の形式4ゲーム先取のセットを2つ行い、1セットずつなら10ポイントのタイブレークで決める短い形式が増え、約30分の枠で組まれることもある
3. 大会のレベル格付け「P500」の大会で、うまいペアと始めたばかりのペアの差が広がっている
4. 参加費約20ユーロだった参加費が、P500では1人30ユーロの大会もある

短い形式は、少ないコートでたくさんの試合を組めるので、大会を開く側には便利です。一方で、出だしでつまずいたペアが立て直す時間が少なくなり、作戦を変える余裕も減ると記事は書いています。形式そのものが悪いのではなく、試合の数が減り、参加費が上がることと重なったときに不満が出やすいという見方です(Padel Magazine)。

P500は、フランスの大会の格付けの1つです。記事によると、もともとは経験のある選手が手ごわい相手と戦う段階の大会でした。同じ地域でP500が重なると、うまいペアが別々の大会に分かれ、大会ごとの顔ぶれの差が大きくなると分析しています(Padel Magazine)。

参加費の「1時間あたり4倍」はどう計算した?

記事のタイトルにある「4倍」は、Padel Magazineが示した例をもとにした計算です。フランス全体の平均ではないと、記事ははっきり書いています(Padel Magazine)。

例 参加費 試合 プレーした時間 1時間あたり
以前の例20ユーロ約60分を4試合約4時間5ユーロ
今の例30ユーロ約30分を3試合約1時間30分20ユーロ

Padel Magazineは、参加費の金額だけを見るのではなく、何試合できるのか、1試合がどれくらいの長さなのか、実際にコートに立てる時間がどれだけあるのかも見るべきだとしています。同時に、クラブにも施設の費用、スタッフ、審判、コートの確保といった事情があり、費用を上げずに試合を増やすのは簡単ではないとも書いています(Padel Magazine)。

日本の大会に出るときに何を見ればいい?

ここからは編集部の考えです。この記事の数字はフランスのもので、日本の大会の様子を示すものではありません。それでも、大会に申し込むときに「参加費」だけでなく「何試合できるか」「どんな試合の形式か」を確かめるという見方は、日本でも役に立ちます。

国内の大会の案内では、試合の形式や予選リーグの有無が書かれていることがあります。申し込む前に、主催する施設の案内で確かめてみてください。全国のパデル施設は施設一覧で、施設のイベントはイベント一覧で探せます。

出典