第1セットの0-6から一転、2セット連取の大逆転

試合の立ち上がりは、ガランとチンゴットの「チンガラン(Chingalán)」ペアが圧倒的なペースを握りました。相手の攻撃をことごとく封じ込め、わずか20分余りで6-0のベーグル(完封)を奪い、決勝進出を手中に収めたかのようでした。

しかし、第2セットに入ると試合の流れが一変します。アウクスブルガーの破壊力抜群のスマッシュが次々と決まり始め、レブロンも勝負どころで巧みな配球を見せて主導権を奪い返しました。リズムを崩したガラン組に対してミスを逃さず畳み掛け、第2セットを6-2で奪い返します。

最終の第3セットでも勢いは止まらず、終始攻勢を維持したレブロン組が再び6-2で圧倒。第1セットで完封された状態から、残りの2セットで相手に与えたゲーム数はわずか4つという、圧巻の逆転劇を完成させました。

セット レブロン/アウクスブルガー ガラン/チンゴット
第1セット06
第2セット62
第3セット62
結果2(勝利)1

かつての盟友・元世界1位ペアの直接対決

この対戦が世界中で大きな注目を集めた理由の一つは、フアン・レブロンとアレ・ガランのライバル関係です。

二人はかつて長年にわたり世界ランキング1位に君臨した最強ペアでしたが、今年ペアを解消。その後、ガランはチンゴットと組んで数々のタイトルを獲得し、レブロンは若手大砲アウクスブルガーと新たな挑戦をスタートさせていました。

感情が高まる大一番で、大逆転での勝利を掴み取ったレブロンとアウクスブルガー。試合終了の瞬間にはコート上で歓喜の抱擁を交わす姿が見られました。

世界1位のコエロ/タピア組は貫禄のストレート勝ち

もう一つの男子準決勝では、世界ランキング1位のアルトゥーロ・コエロ/アグスティン・タピア組が盤石の強さを発揮しています。

直近2大会の決勝で対戦している強豪フランコ・ストゥパチュク/ジョン・サンツ組を相手に、序盤からハイペースなラリーを支配。6-4、6-3のストレート勝ちで決勝進出を決めました。

決勝カード:コエロ/タピア vs レブロン/アウクスブルガー

これにより、ミラノP1男子決勝は以下の対戦カードとなりました:

  • 男子決勝: アルトゥーロ・コエロ/アグスティン・タピア vs フアン・レブロン/レオ・アウクスブルガー

絶対王者として君臨するコエロ/タピアに対し、大波乱を巻き起こしたレブロン/アウクスブルガーがどのような戦いを挑むのか、パデルファンの熱い視線がミラノのコートに注がれます。

出典

情報確認日:2026年10月18日。本記事は現地専門メディアの公式報道に基づきPADEL SPOT編集部が独自に構成・解説したものです。