ニエトが感じる体格と攻撃の変化

マドリード出身で1999年生まれのニエトは、左サイド(レベス)の選手です。報道によると、本人は自分のプレーを、10点でも2点でもなく、いつも7点という堅実なタイプとして表現しています。

将来の転向を考える理由として、ニエトは他の選手の体格やパワーの変化を挙げています。他の選手が体格的に飛行機のように大きくパワーがあり、背の低い選手が減って、パデルがより速く、縦に攻撃的になっているというのが本人の見方です。

そのなかで、チンゴット、ディネンノ、ベルガミニのような選手は、非常に上手くなければ生き残れないとも語っています。これは競技の変化についてのニエト自身の評価です。

転向には準備が必要、成功するかは分からない

ニエトは、サイドを変えるなら長い準備と良いプレシーズンが必要で、適応には約1年かかると考えています。実際に挑戦しても成功するかは分からないという慎重な姿勢です。

報道によると、パキートがシーズン途中でサイドを変えてうまくいかなかったことにも本人が言及しています。自身が転向するなら強打する相手と組みたいという希望はあるものの、具体的な新パートナーが決まったわけではありません。

今季は肘の靭帯の痛みで序盤を欠場しました。ジョン・サンスがストゥパチュクと組むことになってペアを解消し、その後マイク・ヤングアスと再結成しています。FIPの10月23日付発表では、クウェートMajorはニエト/ヤングアス組で第6シードです。クウェートMajorのドロー記事では、男女の組み合わせを紹介しています。

編集部の一般解説:右サイドと左サイドは何が違う?

ここからは、ニエトの発言とは分けて、パデルの左右サイドを一般論として解説します。左右は、自分たちのコートからネットを向いたときの位置です。左側を左サイド、右側を右サイドと呼びます。

右利き同士のペアを例にすると、コート中央のボールが左サイドの選手のフォアハンド側に来るため、中央の高いボールを攻撃する役割を担うことが多くなります。一方、右サイドの選手は、安定してラリーをつなぎ、配球で相手を動かして攻撃の機会を作る役割を担う傾向があります。

右利き同士の場合 一般的に担うことが多い役割
左サイド中央の高いボールへの攻撃や決め球
右サイドラリーの安定や配球による組み立て

ただし、左サイドだけが攻撃し、右サイドだけが守るという決まりではありません。利き手や得意なプレー、ペアの組み合わせによって役割は変わり、どちらにも攻撃と守備が求められます。

サイドを変えると、中央のボールの受け方やペアとの連携も変わります。ニエトが語る準備の必要性を知ったうえで左右の役割を見ると、単に立つ場所を入れ替えるだけではないことが分かります。自分たちでプレーするときも、利き手と得意なショットをもとに、中央のボールをどちらが取るかを相談してみてください。

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