マドリード発の大会が、3大陸4か国へ

Hexagon World Seriesは、これまでスペイン・マドリードで開かれてきた「Hexagon Cup」が発展した大会です。FIPによると、Hexagon Cupは2024年に始まり、2025年に出場チームを6から8に増やし、2026年には3万7,000人を超える観客を集めました。

2027年は、ヨーロッパ・北米・中東の3大陸、4か国で大会を開きます。FIPが統括するプロのパデル団体戦ツアーとして公式に認められたのは、この大会が初めてです。

開催地 日程
スペイン・マドリード2027年1月21〜24日
北米2027年3月
スカンジナビア(北欧)2027年6月
アラブ首長国連邦・アブダビ2027年10月21〜24日

開幕戦のマドリード大会は、会場のカハ・マヒカで「GENERALI Hexagon Cup Madrid」として行われます。北米と北欧の開催都市は、後日発表される予定です。北欧での開催は大会として初めてで、中東での開催も今回のアブダビが初めてです。最終戦のアブダビでは、4大会の成績を合計して、初代の年間チャンピオンが決まります。

7チームが決定、8チーム目は後日発表

2027年は8チームが出場し、そのうち7チームが発表されました。

  • AD/vantage Padel Team(2024年・2026年の優勝チーム。アンディ・マリーさん、アンソニー・ジョシュアさんらが支援)
  • KRÜ Padel by Taktika(2025年の優勝チーム。セルヒオ・“クン”・アグエロさんが率いる)
  • ElevenEleven Team USA(エバ・ロンゴリアさんが支援)
  • Rafa Nadal Academy Team
  • Team Bella Puerto Rico
  • X Padel(F1ドライバーのピエール・ガスリーさんらが支援)
  • Dalma Team(2027年シーズンにアブダビを代表する新チーム)

8チーム目の名前は、別の発表で明らかにされます。各チームは男子ペアと女子ペアを1組ずつそろえ、どちらも同じ重みでチームの得点に加わります。男女の賞金を同じ額にする方針もこれまでどおり続けます。各チームの出場選手は、今後数週間のうちに発表される予定です。

「ゲーム」と「セット」をなくした新しい試合方式

いちばん大きな変化は、試合の数え方です。通常のパデルはテニスと同じようにゲームとセットを積み重ねますが、2027年のHexagon World Seriesでは、スーパータイブレーク(ゲームを積み重ねず、決まった点数を先に取った側が勝つ短い決着方式)を最大5本行う「5本勝負」で試合を決めます。

  • 1〜4本目は10点先取
  • 5本目までもつれた場合は、6点先取
  • 10対10になったときは、次の1点で決着する「スターポイント」を使う

この方式は、FIPと協力して作られました。大会側は、展開が速く、勝負どころが増える方式だと説明しています。

大会ごとに8チームを4チームずつ2つのグループに分けて戦います。チーム同士の対戦は男子1試合と女子1試合で行い、グループの順位に応じて最終順位を決める試合に進みます。

4大会の成績で年間王者を決める

2027年は、4大会の結果が1つの年間ランキングにつながる初めてのシーズンです。各大会の順位に応じて、次のポイントが入ります。

大会順位 ポイント
優勝25
2位18
3位15
4位12
5位9
6位6
7位3
8位0

共同創設者のエンリケ・ブエナベントゥラさんは「マドリードで始まったものが国際的なプロジェクトに育った」と語り、FIPのルイジ・カラーロ会長は、3大陸4か国での開催がパデルの国際的な広がりを表しているとコメントしています。

チケットや出場選手、北米・北欧の開催都市、8チーム目については、今後数週間のうちに大会の公式チャンネルで案内されます。セットのないポイント先取の新方式がどんな試合を生むのか、1月のマドリード開幕戦を楽しみに待ちたいと思います。